地球衝突関連天体研究会〜ロシア・チェラビンスク隕石落下1周年記念〜

第6回スペースガード研究会

Earth Impactors and Spaceguard : Anniversary of the Chelyabinsk Disaster

【趣旨】

2013年2月15日にロシア・チェラビンスクにおいて,直径約20mの天体が 秒速19kmで大気突入し(0.5メガトンTNT火薬相当),強烈なエアーバースト により7000戸以上の建物が被害を受け,2000人近くの人々が負傷しました。 落下した隕石は,小惑星イトカワと同種のLLタイプ・コンドライトと判明し, 惑星間軌道についても詳しく分かってきました。現在,1万個以上の地球近傍 天体(NEO)が見つかっていますが,チェラビンスク隕石のような100mサイズ 以下の小天体の多くは発見されておらず,スペースガードの観点からも地球 衝突危険性天体(PHO)の発見は,急務となっています。本研究会では,ロシア 隕石落下1周年を記念して,「チェラビンスク隕石」と「地球衝突関連天体 (NEO,隕石,流星,(惑)星間ダストなど)」および「スペースガード」に 焦点を当てた研究交流を行います。

【Direction】

【アクセス】http://www.nao.ac.jp/access/mitaka/access.html
【キャンパスマップ】http://www.nao.ac.jp/access/mitaka/campus-map.html

【食事情報】

【東大生協天文台支所】http://www.utcoop.or.jp/o/
【食堂】平日…11:40-13:15 土曜…閉店
【購買】平日…10:30-17:30 土曜…閉店
食事MAP(pdf)

【Presentation】

【懇親会】

【その他】




【プログラム】

<3月14日(金)>

<3月15日(土)>

■ ポスター(コアタイムは初日,2日間掲示可)

  1. 「オールト雲起源新彗星の力学進化と近地球小天体」
      伊藤孝士(自然科学研究機構国立天文台)・樋口有理可(東京工業大学)
  2. 「探査候補小惑星の観測」
      関口朋彦(北海道教育大学)・石黒正晃・黒田大介・長谷川直・花山秀和
  3. 「自動流星観測ネットワーク-SonotaCo Networkにおける隕石」
      司馬康生(SonotaCo Network)
  4. 「大阪市立科学館の隕石展示」
      飯山 青海(大阪市立科学館)
  5. 「小惑星衝突危機緩和計画の設計と信頼性評価について」
      杉本 洋平(グラスゴー大学工学部航空宇宙科学研究科)
  6. 「流星観測キューブサッ トS-CUBE(S3: Shootingstar Sensing Satellite)」
      石丸亮(千葉工業大学惑星探査研究センター)・坂本祐二・小林正規・郷内稔也・藤田伸哉・竝木則行・千秋博紀・和田浩二・山田学・大野宗祐・石橋高・黒澤耕介・荒井朋子・細川繁・阿部新助・吉田和哉・佐藤光輝・高橋幸弘・中須賀真一・松井孝典
  7. 「2014ほうおう座流星群予報-ブランパン彗星ダスト・トレイルの計算」
      首藤宙伸・佐藤勲・阿部新助(日大理工 航空宇宙工学科)
  8. 「小惑星2002 GTの多色測光ライトカーブの観測」
      大島雅英・阿部新助(日大理工 航空宇宙工学科)
  9. 「流星の分光観測」
      沼田宗一郎・松田敏勝・安田貴裕・柴崎くりす・竹本拓真・阿部新助(日大理工 航空宇宙工学科)
  10. 「希ガス同位体組成に基づくチェリャビンスク隕石の宇宙化学的特徴」
      羽場麻希子・長尾敬介・角野浩史・三河内岳(東京大学理学系研究科)・小松睦美(早大)・Michael Zolensky(NASA)
  11. 「チェリャビンスク火球の明るさと色の時間変化」
      柳澤 正久(電気通信大学)
  12. 「宇宙と衝撃波現象:隕石衝突と炭素・生命」
      三浦 保範(客員)


SOC


本研究会は,「平成25年度国立天文台研究集会」のサポートにより実施しております。